自律神経失調症の解説。内科や婦人科、耳鼻科などでは異常が見つからないのに、なかなかとれない体調不良の時に考えられるのが自律神経失調症。自分の意思では制御できない自律神経は交感神経と副交感神経というふたつの神経から成り立っているが、極度のストレスや疲れ、不規則な生活などの外的な問題によって、その自律神経のバランスが狂って体調を崩してしまう。

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自律神経失調症についての解説です。
内科や婦人科、耳鼻科などでは異常が見つからないのに、体調不良がなかなかとれないような時に考えられるのが自律神経失調症です。
人間の神経は運動神経と自律神経に大きく分かれますが、自分の意思では制御できない自律神経は交感神経と副交感神経というふたつの神経から成り立っており、それぞれ臓器や器官に二重に分布して、お互いが相反する働きをしながら体のバランスを保っています。具体的には、交感神経は体の器官や臓器を活動的にさせ、副交感神経は交感神経が高まり過ぎないように休ませるといった絶妙なバランスによって、体を健康で正常な状態に維持してくれているのです。
しかし、極度のストレスや疲れ、不規則な生活などの外的な問題によって、その自律神経のバランスが狂うと、交感神経、副交感神経のどちらか一方の力が強すぎるようになったり、互いの神経が上手くかみ合わなくなったりして、体のバランスが極端に失われ、各器官に様々な影響を及ぼしてしまうような問題が起きるのです。このような状態が自律神経失調症と呼ばれるものです。
ここで言う自律神経失調症とは、自律神経が本来の機能を果たせなくなったために体のリズムが狂ってしまった状態を総称して呼んでいるものなので、それ自体は病名ではありません。また、自律神経失調症自体が単一の病気ではないため、重複した症状が出てきたり、症状が変化したりと不安定なうえ、内科や婦人科などでいくら検査しても異常が見つからないとか、病名がつかないために症状のつらさを周囲に理解してもらいづらいといった問題が起きやすいのが特徴です。
主に自律神経の乱れが要因となる自律神経失調症の症状には以下のような症状があります。
●めまい、立ちくらみ、低血圧
●腹痛を伴う下痢や便秘などを起こす過敏性腸症候群
●交感神経の働きが弱くなって血管の収縮が弱くなることで起こる起立性調整障害
●神経症不眠
●交感神経の過緊張状態が引き金になって起きる過換気症候群
●極度の緊張状態が続くことで筋肉の血流が悪くなり、頑固な肩こりと頭痛が続く筋緊張性頭痛
●血管の拡張と収縮のバランスが崩れて起きる片頭痛
このように数え上げればきりがないほど、体中にはありとあらゆる場所に、原因がはっきりしない自律神経失調症の症状が表れるのです。
自律神経失調症の予防法と対策についての解説です。
【ストレスの原因を明らかにして取り除く】
自律神経失調症が起こるほとんどの原因は、ストレスと言われています。そこで、自分にとって何がストレスになっているのか、悩みや不安を紙に書き出して見るなどして整理して、それを取り除くようにしましょう。また、精神的なストレスを取り除くため、十分な休養をとるようにしましょう。
【自律訓練法でストレスを取り除く】
仰向けに横になり、両手は体の横に少し放しておき、両足もやや開きます。目を閉じて顔、肩、首をはじめ、全身に力を入れ、10秒静止する。目を閉じたまま、体の力を抜き、息を長く吸って吐くを繰り返します。この動作を、すこしづつ休みながら何度か繰り返します。
【サプリメントや漢方薬、アロマセラピーを利用する】
ハーブのサプリメントや漢方薬など、自律神経を調整する薬を使います。アロマセラピーの施術も自律神経を整える効果があるので、利用すると効果があります。
【医師に早めに相談する】
自律神経失調症の症状が出てきた場合は専門医に診察を受けてみましょう。そこで、内科的薬物療法で改善されない場合、心療内科を紹介されることもあります。内科的要因がないとわかったところで、自律神経失調症と診断されるため、心か体か、原因を究明することは重要なことと言えます。